私が海外旅行にハマるきっかけとなったのは、大学時代にアメリカに行ったことがきっかけです。その当時はまだ海外に行ったことがなく、アメリカ国内線の乗り換えもビビって乗換時間が7時間以上の便を選択したほどです。実際は2時間程度の乗換時間の便もありましたので、いま振り返るとビビりすぎですね。
貧乏学生だったので(貧乏学生なのになぜ海外に行けたかというと、大学の研究という名目で旅費が自分持ちではなかったためです)、航空券のお金を立て替えて先払いする余裕もありませんでした。なので両親に必ず返せるお金であることをきちんと説明してお金を借りました(ちゃんと返せるのかとめっちゃ疑われました。貧乏だとお金の貸し借りって家族間であってもけっこうシビアなんですよね)。
後にも先にも、両親からお金を借りたのはこの時だけです。闇金ウシジマくんを読んで学んだのですが、お金の貸し借りは非常に険悪な雰囲気となる場合があります。ですので、たとえ家族間であってもやめた方がいいと思います。
一人だったこともあり、何もかもが緊張の連続でした。
きちんと飛行機に乗れるか、
乗り継ぎはうまくいくか、
現地に到着した後に目的地へ向かうバスに乗れるか、
何かあったとき英語でコミュニケーションが取れるか、
などあげだすとキリがないです。今と違ってネガティブの塊でした。
まあ何かあっても死ぬわけではないし、現地でお金をとられても大金を持っているわけではないので(そもそも貧乏学生なのでお金もないですし)、銃で撃たれた死ぬのだけは気をつけようと、自分に言い聞かせ割り切ってました。何とかなると。
そんな状況の中、なんとかアメリカに到着しました。そして飛行機から降りた瞬間に全身にブワーーーーー!っと風をあびたのですが、浴びた風は日本のものとは全く異なりとても異質なものに感じました(風もメイドインアメリカ?)。そのとき改めて異国にきたのだと実感しました。
この時の衝撃が一番大きかったです。ビリビリと痺れるといった感覚でしょうか(長時間のフライトで足が痺れていたとかではないです)。
いまだかつて味わったことのない感覚で、今もこの時のような感覚に陥ったことはないです(今なら痺れを感じたら病気を疑いますね)。
現地での生活はとても刺激的で楽しいものでした。
- アメリカ人はよく話しかけてくる(飛行機の中でも隣の方がすごく話しかけてきたのですが、私の英語が拙いせいであまりコミュニケーションが取れなかったのは残念でした。ほんとごめんなさいです)。
- 車の運転が丁寧(歩行者をよく見て運転しているなという感じです。あとバックで駐車している車がいない)。
- 食べ物のサイズが大きい(スーパーでアイスやステーキをたくさん買って食べました。調子にのってLサイズのドリンクを頼んだら、Lサイズはこれだぞと容器を見せられ確認されたのはいい思い出です。気にせずLサイズで注文しました)。
- マクドナルドはマクドナルド(日本と同じという意味です)。
など日本にはない違いに驚かされながらその違いを楽しむことができました。
なんだかんだ楽しく、違いに触れることがこれほど刺激的で楽しいとは思いませんでした。それからというものの、時間を見つけては旅に出ています。
- 何かあっても死ぬことはそうそうないので、大丈夫だと割り切る。